スケジュールを作りながら勉強しよう

期間

独学で行政書士に受かるのに必要な勉強時間・期間は?

行政書士に合格するためには、たくさんの時間を試験勉強に費やす必要があります。

しかし、方向性を間違うことでその「たくさんの時間」を無駄にしてしまう可能性があります。

がむしゃらに勉強をするだけではなく、合格に必要な勉強期間・時間や勉強方法を練ってから行動しましょう。

 

独学合格に必要な勉強時間

行政書士に合格するのに必要な時間は平均で600時間だと言われています。

「100時間で合格できる!」「300時間程度で…」という話も見かけますが、他人より効率が良かったり・行政書士を受ける前に他の法律系の資格を勉強したことがある人の話で、平均すると600時間のようです。

法律系の国家資格を始めて受験する方は、とりあえず600時間を確保するつもりで勉強計画を立てると良いでしょう。

 

 

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独学の科目の勉強順

行政書士に独学合格を目指すうえで重要な科目

ただ600時間かければいいわけではありません。

 

ポイント

重要な科目を集中的に攻めるのが試験勉強の基本

 

です。

では重要な科目とは何でしょうか?

答えは「出題数が多くて難易度が低い科目」です。

言い換えれば得点源にしやすい科目ですね。

 

行政書士試験のポイントは「行政法」「民法」

行政書士に独学で最短合格したいなら重要科目を見極めろ!

 

行政書士試験のポイントとなる科目は(先ほどで言う「重要な科目」)

 

ポイント

「行政法」「民法」の2科目

 

です。

この2つの科目で全体の約6割(196点)ですからね。

合格点が180点ということを考えると最重要と言えるでしょう。

行政書士試験は「行政法」「民法」を攻略できるかどうかにかかっているんです。

 

ただ、一般知識の科目で24点取らないと、180点を超えていても不合格(足切り)になってしまうので、最低限「情報通信・個人情報保護」「文章理解」の勉強も必要になります。

理想的な得点パターンは

 

注意ポイント

・行政法と民法で156点(8割)

・情報通信・個人情報保護と文章理解で24点

 

です。

一般知識分野の問題は、普段からニュースを見ていたり、学生の頃の知識で解ける問題も多いです。

無理に詰め込まなくともある程度得点できるでしょう。

行政書士試験は大半が5択問題なので、運任せに回答しても5分の1は得点できます。

勉強する範囲を無理に広げず、力を入れる部分と入れない部分を見極めるのが大切です。

 

次の風邪に関する文章において[ア]~[カ]の薬を『A:対症療法薬』と『B:原因療法薬』に分けた場合、正しい組み合わせになっているのはどれか。

医学の世界ではしばしば「[ア:風邪薬]を発明したらノーベル賞もの」とささやかれるが、これを聞くと疑問に感じる人も多いのではないかと思う。なぜなら、薬局にいけば[イ:風邪薬]ならいくらでも売っているし、風邪で病院にいけば基本的にどの病院でも[ウ:風邪薬]を処方してもらえるからである。しかし、これらの[エ:風邪薬]は、風邪の主な症状である鼻水・鼻詰まり、咳、熱、痛みなどを抑える『A:対症療法薬』に過ぎず、風邪の原因を絶つ『B:原因療法薬』ではない。
これだけ医学が進歩している現在において、一番身近な病気と言える[オ:風邪を治療する薬]が、実は存在していないという事に違和感を覚える方も多いと思われるが、そもそも、風邪というのは医学的には、単一の疾患ではなく、原因となる病原体に関係なく共通した症状の総称として、かぜ症候群とされている。その原因の大半は、様々なウイルス・細菌感染によるものであるが、この病原体の種類は現在において知られているだけでも、200を超えており、どの病原体が原因なのか診断するのも困難であるというのが、[カ:風邪薬]の発明を難しくさせている大きな要因である。
(出典:合格道場オリジナル文)

 

次に掲げる情報のうち、原則として「個人情報の保護に関する法律」によって、個人情報として保護の対象とならないものはどれか。

1.外国人の個人情報
2.法人の有する従業者情報
3.未成年者の個人情報
4.電話帳等により既に公にされている個人情報
5.死者の個人情報

 

そのため、行政書士の勉強は「行政法」「民法」でいかに得点できるかがポイントなのです。

 

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初学者は必ず「民法」→「行政法」の順番で勉強すること

あなたが宅建士のような法律系資格の勉強をしたことがない場合は必ず「民法」を先に勉強してください。

行政法のほうが出題数が多く難易度も低めなので、先にマスターするべきだと考えるかもしれません。

しかし、行政法では「民法では~~だが、行政法では?」という出題をしてきます。

 

かんたん説明

民法を知らないとそもそも回答できない仕様

 

です。

この部分を飛ばして勉強してしまうと、結局民法を勉強した後に1からやり直すことになるので非効率ですね。

最短距離で合格を目指したいのならば、必ず「民法」→「行政法」の順番で勉強しましょう。

 

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独学で行政書士に受かる人の学習期間

「〇か月あれば行政書士に合格できますか?」という質問を耳にすることがあります。

正直それはナンセンスです。

1日3分の勉強を1年続けても合格は難しいですし、1日15時間の勉強を続ければ1,2か月で合格できるかもしれません。

結局はあなたの勉強量次第です。

ただ、冒頭で触れた通り平均勉強時間は600時間です。

合格に必要な勉強量が600時間だと仮定し、あなたが1日に勉強に充てられる時間から勉強期間を逆算してみましょう。

 

試験まで9か月以上

これくらい期間があれば余裕をもって合格できるのではないでしょうか。

 

600時間 ÷ 9か月 = 67時間/月(1日あたり2.2時間)

 

毎日2.2時間勉強すれば合格できる計算ですね。

もし2.2時間とれないようなら1年程度期間を取ると約1時間40分になります。

あまり期間を長く取るのも飽きる要因になると思いますのでオススメしませんが余裕はできますね。

 

それに上記の計算は平日休日関係なく均等割りしているので、休日多めに勉強することで更に期間を短くすることが可能です。

 

試験まで半年

できないことはありあませんが、非常に厳しい学習期間ですね。

 

600時間 ÷ 6か月 = 100時間/月(1日あたり3.3時間)

 

月あたり100時間と聞くとちょっと気後れしちゃいますよね。

これくらいしか期間がないと必然的に勉強中心のライフスタイルになります。

スキマ時間にうまく勉強するスキルが求められます。

 

試験まで3か月

これだと願書を出す時期に勉強を始めるってことです。

めちゃくちゃ厳しいです。

 

600時間 ÷ 3か月 = 200時間/月(1日あたり6.6時間)

 

休日に12時間づつ勉強した場合でも平日に4.7時間/日の勉強時間が必要になります。
(平日22日・休日8日計算)

大学生が夏休みを使う場合や、休職中の方ならできるかもしれませんがオススメはできません。

 

試験までこれくらいの時間しかないのなら翌年度の試験で合格することを視野に入れ勉強すると良いかもしれません。

ただ、時間がたくさんあるからと言って、やる気があるのに何もしないのはもったいないです。

興味がわいたときに始めるのが1番知識の吸収も早いですからね。

ただその場合でも試験はちゃんと受けましょう。

雰囲気を知っておくのは大切ですし、あなたの理解が足りない部分も浮き彫りになります。

 

 

社会人が独学で合格するためにはスケジュール作りが必須

スケジュールを作りながら勉強しよう

 

社会人が独学で行政書士に受かるにはスケジュール作りが必須です。

TACやLECといった予備校に通うのならば、特にスケジュール管理をしなくても言われたとおりに勉強していけば問題なく合格できるでしょう。
※予備校のペースにしっかりついていけている場合

予備校は生徒を合格できるラインに乗せられるよう、あなたに必要な勉強量を管理してくれますからね。

 

ただ、独学で目指す場合はそうはいきません。

がむしゃらにたくさん勉強して合格できるのは、時間がたくさん取れる学生時代までです。

社会人として働いているとまとまった勉強時間をとれないのが実際のところですよね。

 

ポイント

・早く起きて勉強したかったけど昨日の残業が響いて起きられない…

・20時から勉強するつもりが急に仕事を振られて残業…

・休日に勉強したかったけど家族サービスが…

 

これらの問題を抱えながら行政書士に合格するためには、これまで紹介してきた「重要なポイントに絞った勉強」「勉強する科目の順番」が大切になります。

「重要なポイントに絞った勉強」「勉強する科目の順番」を抑えた前提で、もう1つ社会人が独学合格するためのポイントを上げるとするならば、「空き時間を有効活用した勉強スタイル」です。

 

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空き時間に勉強するスタイルが大切

行政書士を勉強する時間がない

行政書士に合格したければ、休日の勉強だけでなく平日もしっかり勉強する必要があります。

でも机に座って勉強できる時間って全然取れませんよね?

ちょっと予定が狂っただけで勉強できる時間は激減しますし、そもそも仕事が終わったあとのクタクタの状態だと机の前に座るだけでも一苦労です。

 

社会人が国家資格に合格したかったら机の前に座る時間を無理やり確保するのではなく「空き時間」に勉強するのがベストな方法です。

かんたん説明

「通勤時間」

「昼休み」

「移動時間」

「家事をしている時間(音声教材を使える)」

 

これらの時間を上手く活用できると、勉強時間がぐっと増えます。

 

スキマ時間の一例【短期合格に必須】

 

しかし、これらの空き時間で勉強しようとしても紙のテキストだとなかなか上手く勉強できないことが多いです。

満員電車だったらテキストを開くことは難しいですし、職場の昼休みにテキストを広げているとあらぬ噂を立てられることもあります。(本当に転職したくても次が決まるまでは黙っておきたいですよね)

 

動画教材がないと空き時間に勉強は難しい

 

これらを解決してくれるのが「音声・動画のテキスト」です。

 

行政書士に独学で目指すなら動画・音声のテキストがおすすめ

行政書士の独学用教材を選ぶうえで大切なポイント

最近はスタディングというテキストをはじめとして、動画・音声が作りこまれているテキストが増えています。

スマートフォンが普及したことで、勉強のスタイルも広がったことが要因でしょう。

動画・音声教材ならスマートフォンやタブレットがあれば空き時間に勉強ができるので、平日でも勉強時間を確保できます。

 

独学なら動画・音声教材

 

いまなら無料で体験講義を受けられるので1度受講してみましょう。

講師との相性もあるので、いきなり購入するのではなく体験講義を試すことをおススメします。

お金を気にする方も、予備校に通うよりもかなり安く始められるので、独学で試験勉強をするなら確認してみると良いですよ。

 

 

 

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成長するリーマン・K

独学・半年で行政書士に合格した経験を活かし、独学合格するためのノウハウを伝えていきます!現在サラリーマンとして働きながら「副業」で行政書士として活躍中! 知りたい情報があれば「お問い合わせ」から連絡いただければ記事を書きますよー。

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